各対気速度の関係は↑のとおり。細部定義はWiki等を参照してください。
IASは、計器誤差と取付位置誤差を補正することでCASへの換算できます。 計器誤差と取付位置誤差は機種に依存するため、換算するには各機種毎のマニュアルを参照する必要があります。
図1はCessna172のIAS-CAS換算表です。
なお、Air Data Computerを搭載した機種では取付位置誤差を補正したCASや高度が自動的に表示してくれます。
CASは、ピトー管から全圧と静圧の差を動圧として計測して表示します。 ただし、高速になると空気の圧縮性が影響し、全圧が高くなります。 つまりCASは正しい動圧よりも圧縮性の分だけ大きな値を示します。 そのため、この圧縮性の影響を補正し、正しい動圧にしたのがEASです。
この式は近似式です。M0.85以下では誤差は1kt以下であり、M1.0の場合でも誤差は2~5kt(1%以下)以下です。 したがって、音速以下での使用には問題ありません。
この数式はWikiを参考にしています。
M0.3(TAS:約180kt)以下では圧縮性の影響は無視できるため、Cessna172などの低速機ではCAS=EASとみなせます。
CASとEASは実際にどの程度の差があるのかM(マックナンバー)毎に10000ftと30000ftの標準大気で計算したのが↓の表です。 高速、高高度になる程、差が顕著になるのが分かります。
M | 0.2 | 0.3 | 0.4 | 0.5 | 0.6 | 0.7 | 0.8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
EAS | 110 | 165 | 219 | 274 | 329 | 384 | 439 |
CAS | 110 | 165 | 221 | 277 | 334 | 391 | 450 |
M | 0.2 | 0.3 | 0.4 | 0.5 | 0.6 | 0.7 | 0.8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
EAS | 72 | 108 | 144 | 180 | 216 | 252 | 288 |
CAS | 72 | 109 | 146 | 184 | 223 | 263 | 305 |
動圧を、EASを、 TASを、 標準大気海面上の空気密度を 機体周りの空気密度をとすると。
よって
密度比 なので